くしゃみが止まらない

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くしゃみが止まらないのはアレルギー性鼻炎のせい?

くしゃみが止まらないのはアレルギー性鼻炎のせい?

アレルギー性鼻炎のくしゃみは、花粉やハウスダストなどのアレルゲンが鼻の粘膜に付着した際に起こる防御反応です。体が異物を排除しようとして、反射的にくしゃみが引き起こされるのです。

特に連続して何回もくしゃみが出る場合は、アレルギー反応による可能性が高いです。風邪によるくしゃみは通常数回で治まりますが、アレルギー性鼻炎では10回以上連続することも珍しくありません。

お早めに専門医へご相談ください

文京区本駒込の本駒込耳鼻咽喉科では、症状の背景にある原因を正確に特定し、根本原因にアプローチする専門的な診療を行っています。長引く症状はQOL(生活の質)を低下させる要因になりますので、お早めにご相談ください。

くしゃみが止まらない原因

アレルギー性鼻炎によるくしゃみ

花粉、ハウスダスト、ダニ、ペットの毛やフケなどのアレルゲンが鼻の粘膜に付着すると、免疫系が過剰反応を起こします。ヒスタミンなどの化学物質が放出され、鼻の神経を刺激してくしゃみが引き起こされます.

症状パターンの特徴

朝起きた時に特に強いくしゃみが出るパターンや、掃除中に症状が悪化するパターンなど、患者さんにより症状の出現パターンが異なります。症状が出るシーンについての情報は原因特定の重要な手がかりとなります。

血管運動性鼻炎

特定のアレルゲンが見つからないにも関わらず、急激な温度変化、強い匂い、ストレス、辛い食べ物などによりくしゃみが誘発される状態です。自律神経の働きの乱れが関与していると考えられており、アレルギー性鼻炎と同様の治療方法では効果がないこともあります。

放置のリスク

日常生活への支障

頻繁なくしゃみにより、仕事や学習に集中できなくなります。くしゃみを気にして人目を避けるなど、社会生活にも影響を与える可能性もあります。

身体的な負担

激しいくしゃみにより腹筋や胸の筋肉に負担がかかり、筋肉痛を引き起こすことがあります。また、くしゃみの勢いで腰を痛めたり、頭痛が生じたりする場合もあります。

合併症のリスク

くしゃみと同時に鼻水や鼻づまりも起こることが多く、これらが悪化すると副鼻腔炎や中耳炎などの合併症を引き起こすリスクが高まります。

睡眠への影響

夜間や早朝のくしゃみにより睡眠が妨げられ、睡眠の質が低下します。慢性的な睡眠不足に陥れば、免疫力の低下や集中力の減退が起こる可能性があります。

診断の流れ

Step01

問診・症状パターンの確認

くしゃみの回数、出現時間帯、季節性の有無、誘発要因などを詳しくうかがいます。ご家族のアレルギー歴や生活環境についても確認し、原因の特定に役立てます。

Step02

気道の評価

鼻腔内の状態を詳しく観察し、粘膜の炎症の程度や鼻水の性状を確認します。アレルギー性鼻炎以外の疾患との鑑別診断も同時に行います。

Step03

アレルギー検査(血液検査)

血液検査でアレルゲンの種類と反応の程度を調べ、くしゃみの原因を特定します。小さなお子さんや採血が困難な方には、負担の少ないドロップスクリーン検査をご提案することもあります。

くしゃみが止まらない場合の治療

薬物療法

内服薬や点鼻薬を使用してアレルギー反応を抑制し、くしゃみを軽減します。症状に応じた薬剤選択により、効果的な症状コントロールが可能です。

舌下免疫療法

スギ花粉やダニアレルギーが原因の連続するくしゃみには、舌下免疫療法が根本的な解決策となることがあります。治療により過敏なアレルギー反応が抑制され、くしゃみの頻度や強さの軽減が期待できます。

環境対策

アレルゲンへの暴露を減らすことが症状軽減の基本です。室内のこまめな清掃、寝具の定期的な洗濯、空気清浄機の活用など、患者さんのライフスタイルに合わせた実践可能な対策をご提案します。

くしゃみが止まらない時の対処法

  • 体を十分に休める(風邪の場合)
  • 外出時は花粉対応マスクを着用する
  • 朝の掃除や布団干しは花粉の少ない時間帯に行う
  • 室内では加湿器で適度な湿度を保つ
  • 帰宅時は玄関で衣服の花粉を払い落とす
  • 原因となる動物との接触を避ける(動物アレルギーの場合)
  • 洗濯物は室内干しにする など

上記の対処を行っても症状が改善しない場合や、頻繁に症状が起こる場合には、早めに当院へご相談ください。