鼻水が止まらない

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鼻水が止まらないのはアレルギー性鼻炎のせい?

鼻水が止まらないのはアレルギー性鼻炎のせい?

アレルギー性鼻炎による鼻水は、透明でサラサラとした水様性であることが特徴です。花粉やハウスダストなどのアレルゲンが鼻の粘膜に付着すると、体がこれを異物として認識し、洗い流そうとして大量の鼻水を分泌するために起こります。

適切な診断のために専門医へ相談を

「鼻水が止まらない」という症状はアレルギー性鼻炎の代表的なサインの一つです。しかし、鼻水が出ているからといって必ずしもアレルギー性鼻炎とは限らず、副鼻腔炎や感染症が原因だったというケースもあります。適切な診断のためにも、鼻水が止まらないとお困りでしたら耳鼻咽喉科専門医のいる文京区本駒込の本駒込耳鼻咽喉科へご相談ください。

鼻水が止まらない原因

アレルギー性鼻炎

花粉、ハウスダスト、ダニ、ペットの毛やフケなどのアレルゲンに対する過敏反応により、鼻の粘膜が炎症を起こし、大量の鼻水が分泌されます。アレルギー性鼻炎の鼻水は透明で水のようにサラサラしているのが特徴です。

急性鼻炎

ウイルスや細菌による感染が原因で起こる鼻炎です。風邪やインフルエンザに伴うことが多く、黄色や緑色の粘性のある鼻水が特徴です。発熱や全身のだるさを伴うことがあり、アレルギー性鼻炎とは性状が異なります。

血管運動性鼻炎(非アレルギー性鼻炎)

アレルゲンが特定できないにも関わらず、温度変化、湿度の変化、刺激臭、ストレスなどによって鼻粘膜の腫れが生じ、鼻水が出る状態です。自律神経の働きが関与していると考えられており、治療方法もアレルギー性鼻炎とは異なるアプローチが必要です。

放置のリスク

日常生活への影響

常に鼻水が出る状態を放置すると、頻繁に鼻をかむことで鼻のまわりが荒れたり、長引く症状に対する精神的ストレスを感じたりします。また、集中力の低下により仕事や学習効率も悪化します。

合併症のリスク増大

鼻水を放置すると、副鼻腔炎や中耳炎などの合併症を引き起こすリスクが高まります。また、口呼吸の頻度が増えると睡眠の質が低下し、全身の健康にも影響を与える可能性があります(睡眠時無呼吸症候群)。

診断の流れ

Step01

問診・症状の詳細確認

鼻水の性状、量、出現時期、季節性の有無などを詳しくうかがいます。ご家族のアレルギー歴や生活環境についても確認し、原因の特定に役立てます。

Step02

気道の評価

鼻腔内を詳しく観察し、粘膜の状態や鼻水の性状を確認します。副鼻腔炎や鼻茸(鼻ポリープ)など、他の疾患との鑑別も同時に行います。

Step03

アレルギー検査(血液検査)

採血を行い、血液中の成分からアレルゲンの種類と程度を調べます。

当院では採血の負担を軽減できるドロップスクリーンを実施しています。指先からのわずかな採血で41種類の主要なアレルゲンを同時に調べることができるため、小さなお子さんや注射が苦手な方には、ドロップスクリーンによる検査をご提案することもあります。

鼻水が止まらない場合の治療

薬物療法

アレルギー反応を抑制する内服薬や点鼻薬を使用し、鼻水の分泌を減らします。症状のタイプに応じて薬剤を選択し、効果的な治療を行います。

舌下免疫療法

アレルゲンを少量ずつ体内に取り込むことで体質改善を図る根本治療です。スギ花粉やダニアレルギーが原因の場合に適用となります。

環境対策

アレルゲンへの曝露を可能な限り避けるようにします。患者さんのライフスタイルに合わせ、実践可能な環境対策をご提案します。

環境対策の例

  • 室内をこまめに清掃する
  • 寝具は定期的に洗濯・天日干しする
  • 空気清浄機を活用する
  • 外出時はマスク、眼鏡を着用する など

詳しくはこちらもご覧ください

専門的な診断で根本解決を

専門的な診断で根本解決を

重要なのは症状の背景にある真の原因を特定することです。鼻水が止まらない症状でお困りの際は、お気軽にご相談ください。文京区本駒込の本駒込耳鼻咽喉科では、耳鼻咽喉科の専門医として多角的な視点で症状の原因を探り、単なる対症療法ではなく根本的な解決につながる治療をご提案いたします。