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アレルギー検査の重要性

適切な検査はアレルギー性鼻炎をはじめとしたアレルギー疾患の適切な診断と治療方針決定のために欠かせません。小児期は免疫系が発達途中にあるため、アレルギーの原因や症状の現れ方が成人と異なることがあります。また、年齢とともにアレルギーの種類や重症度が変化することもあるため、定期的な評価が重要です。
また、学習や成長への影響を最小限に抑え、お子さんの健やかな発達をサポートすることが可能になります。
専門医による検査で正確な診断を
早期に正確な診断を行うことで、症状の改善だけでなく将来的なアレルギー疾患の進展を防ぐことができます。文京区本駒込の本駒込耳鼻咽喉科では、小児の特性を十分に理解し、お子さんに最適な検査と治療をご提供いたします。アレルギーが疑われる症状がございましたら、お早めにご相談ください。
お子さんにこんな症状ありませんか?
鼻の症状
- いつも鼻をすすっている
- 透明な鼻水がよく出る
- 鼻づまりで口をぽかんと開けている
- よく鼻をこする など
口・喉の症状
- いつも口で呼吸している
- 口が乾燥している、よく水分を欲しがる
- 夜中に咳き込む
- 喉がイガイガすると訴える など
目の症状
- 目をよくこすっている
- 目が赤く充血している
- 涙が出やすい
- まぶたが腫れぼったい など
睡眠・行動の変化
- 夜なかなか寝付けない、夜中に目を覚ます
- 大きないびきをかく
- 朝起きるのがつらそう
- 日中ぼーっとしていることが多い
- 集中力がない、落ち着きがない
- 機嫌が悪い、イライラしやすい など
その他の症状
- 耳が痛い、聞こえにくいと訴える
- 食欲がない、好き嫌いが激しい
- 疲れやすい
- 頭痛を訴えることがある など
注射針を使わない検査「ドロップスクリーン」
当院で導入しているドロップスクリーンは、指先からのわずかな採血で41項目のアレルゲンを同時に検査できます。注射針を使用しないので、採血による身体的・精神的負担を大幅に軽減できます。
注射への恐怖心が強いお子さんでも比較的スムーズに検査を受けることができます。また、食物アレルギーも同時に検査できるため、包括的なアレルギー評価が一度に行えます。
耳鼻咽喉科としての専門性を活かした診断アプローチ
当院では血液検査だけでなく、鼻腔内の詳細な観察、鼻中隔の弯曲の評価、中耳炎併発の確認などの総合評価を行います。アレルギー性鼻炎以外が原因で症状が起きていることもありますので、正確な原因特定で適切な治療へとつなげます。
検査のタイミング
初回検査の時期
生後6か月未満では母親由来の抗体の影響があるため、検査結果の解釈には注意が必要です。典型的な症状が現れている場合は、2~3歳頃から信頼性の高い検査結果が得られます。
経過観察に留めるか、治療を開始するかの判断はこちらで行いますので、気になる症状がある場合は年齢に関係なくお気軽にご相談ください。
定期検査の必要性
小児期は免疫系が発達途中にあるため、およそ1~2年間隔での定期的な検査によってアレルギーの変化を把握することが重要です。特に新しい症状が出現した場合や治療効果が不十分な場合は、追加検査も検討します。
検査結果の解釈と活用
数値の意味
検査の数値だけでなく、症状との関連性を総合的に評価します。検査で陽性でも症状がない場合は「感作」の状態であり、必ずしも治療対象とはなりません。
治療方針への反映
特定されたアレルゲンに基づいて、環境対策、薬物療法、免疫療法などの治療を検討します。お子さんの年齢、症状の重症度、生活環境を総合的に評価した上で、最適な治療計画を立てます。
ご家族への指導
検査結果に基づいて具体的で実効性のある環境対策をご指導します。また、お子さんの成長に伴う症状の変化についても説明し、長期的な管理方針を共有します。
